「広東自由貿易区総体方案」公布 広東の3つの優勢
チャイナネット  2015-04-21
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国務院は20日、「中国(広東)自由貿易試験区総体方案」を公布した。広東省経済学会の陳鴻宇・常務副会長は「経済日報」記者の取材に対し、「長い間待たれていた広東自由貿易区総体方案の公布は、広東の新たな改革開放を強力に促進することになる」との見方を示した。

陳氏によると、「方案」は3つの方面から広東の優勢を強調している。第一に、広東は改革開放の先行地であり、珠江デルタ地域と全省が複製・推進可能な新たなルートが探索できる。第二に、広東は香港・澳門(マカオ)との連携が密接で、広東と香港・マカオとの既存の連携と分業とを強化することができる。第三に、広東は「1ベルト、1ロード」(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)戦略で重要な位置にあり、とりわけ海上シルクロードの沿線国・地域との連携強化の面では、広東の中枢的な位置をより明確化することができる。

陳氏によると、「方案」は、「新常態」(ニューノーマル)の下での広東の産業の転換・アップグレードにも着目している。特に「革新駆動」「ハイエンド製造業」「戦略的新興産業」の分野での探索は広東に有利となっている。またサービス貿易の分野は、珠江デルタと周辺の庶民に直接的な関係を持っている。庶民はより高品質で安価な商品を享受できるようになり、珠江デルタと広東の消費のグレードアップ促進にもつながる。

広東省社会科学院地域経済競争力研究センター主任を務める丁力教授は取材に対して、「広東自由貿易区の最大の特徴は『改革特区』であり、開放によって改革を促すという点にあると考えている。『方案』はこの地域のビジネス環境の市場化・法治化に対して明確な要求を打ち出しており、広東が全国に先駆けて国際的軌道と統一することを推進するものとなる。国際的軌道と統一する環境を作るには、政府の機能のさらなる転換も必要となる」と指摘した。