マカオのカメラマンによる横琴の写真展が開幕
チャイナネット  2015-07-09
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横琴で姿を消しつつある「歴史」を澳門(マカオ)のカメラマンらが記録した写真展「脳背山下」が4日、珠海市で開幕した。

横琴島にある脳背山は珠海市で2番目に高い山で、標高は460メートルある。東から西へと連なる山々の上には20数基の風力発電機があり、珠海の旅行愛好家には「風車山」と呼ばれている。脳背山の山頂からは珠海とマカオの全景が見渡せる。写真展を企画した李鋭奮さんは、マカオ南部のコロアネ島に住んでおり、横琴はいつもすぐ目の前にあった。「毎日出稼ぎに来る横琴の人々は、よく知っているようでありながら、同時によくわからない存在だった」。李鋭奮さんはカメラのレンズを通じて横琴を記録し、より多くのマカオ人にこの「お隣さん」を知ってもらおうと思い立った。

それぞれのカメラマンは思い思いの視点から自らの横琴を表現した。ある人は横琴に完成したマカオ大学新キャンパスを訪れて文化的なシーンを切り取り、ある人は自然の景色と大学生を結びつけ、ある人は都会ではもう見られない村で遊ぶ無邪気な子どもの姿にシャッターを切った。それぞれの作品はいずれも、島で発生した物語に思いを馳せさせるものばかりだ。李鋭奮さんは、知り合った異なる村の人々を主題として、人々の日常生活を写し、人々と土地との関係を表現しようとした。作品の一つの「亜光と亜媽」は、亜光が毎朝2時か3時には網漁に出かけ、捕った魚を紅旗鎮の市場に売りに行き、亜光の母は家で網を繕う姿を描いたものだ。「横琴は急速に発展しているが、村人たちは今も昔ながらの生活をしている。こうした人々と交流することで、横琴の発展が彼らにもたらす影響をより立体的により深く理解することができた」

カメラマンの何家永さんは、マカオ大学横琴キャンパスの学生と横琴各地の風景とを二重露出し、一連の作品を作り上げた。マカオ大学横琴キャンパスは、川を隔てて隣り合う横琴とマカオとが結びついた場所と言える。横琴に初めて足を踏み入れた何さんは、カメラで風景を記録し、「マカオ大学横琴キャンパスの学生と横琴の風景を重ね合わせることで、マカオと横琴が重なりと交流を持ったことを表現した」

写真展を訪れた市民は多様な作品を通じて横琴への理解を深めた。参観者からは「私は珠海人だが横琴に古い村があるとは知らなかった」「横琴の歴史をマカオ人が記録するという発想がおもしろい」などの声が聞かれた。写真展は9人のカメラマンが主に2014年に撮影した作品によって構成されている。会期は7月26日まで。