横琴新区が迎える投資の新たなチャンス 政策が後押し(四)
チャイナネット    2017-04-01
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 四、照準は横琴の高級サービス業市場

 改革開放から38年が経ち、工業分野の市場開放は市場の活力を大きく刺激し、中国の急速な工業化の推進過程で重要な役割を演じた。今後数年は、サービス業の市場開放のプロセスを加速し、中国のサービス業の発展に力強い原動力をもたらし、新たな市場化改革の巨大な恩恵を放出する必要がある。

 2009年の設立以来、国家戦略を背景として、ほとんどゼロからスタートした横琴は、高級サービス業を主導産業とした発展の道を歩んできた。自由貿易エリアの発足によって横琴は、より大きなグローバルな視点からの布陣が可能となり、産業発展はさらに先進的な方向へとステップアップした。

 ゼロから出発しながら、ハイエンドを照準とする――それが横琴の産業発展の姿と言える。新区が発足するまで、横琴には近代的な産業はほとんどなかった。だが開発と建設が本当に始まると、こうしたもともとの劣勢は、横琴の後発優位となった。

 自由貿易時代が到来すると、自身の優位性と特色に立脚した横琴は、「大観光、大商業貿易、大文化、大健康、特色金融」(四大一特)という高級サービス業の体制を形成し、産業発展の方向はより明確となり、特色はより際立つものとなった。

 香港・マカオは観光産業が発達しており、横琴は、粤港澳大湾区という概念によって、香港・マカオと世界レジャー観光センターを積極的に共同建設していく。現在、国際観光島としての横琴の形はほぼ整い、長隆国際海洋リゾートを筆頭として、レジャー観光業の拡大強化が進んでいる。WTAエリートトロフィーをプラットフォームとして、スポーツ観光の発展も積極的にはかられている。米マサチューセッツ総合病院中国病院の建設を手がかりとして、医療観光の発展も模索されている。このうち長隆国際海洋リゾートは累計215億元の投資を完了し、来場者数は延べ1300万人を超え、「テーマパーク傑出業績賞」を大陸部で初めて受賞したリゾートとなった。

 観光産業チェーンをめぐっては、横琴はさらに、香港・マカオと協力し、ネットワークでつながり、情報を相互交換し、旅客源を共有する地域観光協力メカニズムを構築・整備し、国内外の観光市場を共同開拓している。

 「文化教育開放先導区」の建設は、横琴の高級サービス業発展の重要な目標であり、すでに横琴に進出した文化クリエイティブ産業プロジェクトの投資総額は500億元近くにのぼっている。横琴国際広告クリエイティブ産業パークと「麗新星芸文創天地」を舞台として、横琴自由貿易エリアは、国内外の文化クリエイティブの人才や技術、資金を集め、ビジュアルアートや映像製作、設計、広告、出版などの文化製品を共同開発し、国際的な競争力と自前の知的財産権を備えたブランド文化企業を育てている。

 横琴はこのほか、教育分野の開放を深め、世界の著名な大学による横琴での共同学校経営を奨励し、香港・マカオの投資者が横琴で各種の教育機関や幼児教育サービス機関、留学仲介サービス機関を設立することを奨励している。

 健康産業の国際プラットフォームを構築するため、横琴自由貿易エリアは、科学技術での協力と品質標凖の研究を強化し、中医薬科学技術成果転化基地や国際級漢方薬検査・認証センターを設立し、国内外の大型医薬企業の本部を引きつけ、産業クラスターの形成をはかっている。